FC2ブログ
 

北海道のSさんへ

スマホのアドバイスありがとうございました、詳しく書かれてあってすごい参考になりました!

そうですねえ、自分も仕事で色んなアニメに関わってますがそれはあくまで仕事上であって与えられた仕事の中では本気でいいものをつくろうとは心がけてますが、視聴者視点で客観的に見るならば数年後にもつい語ってしまうような心に残ったアニメあるかときかれれば「ない・・・」とも言えますね。
アンパンマンなどの一部のアニメを除いて
今のターゲットは完全に子供から大人の人たちに狙いをシフトチェンジしたのと大きなリスクを避けるために12話完結のアニメが増えて作り方が大きく変わったのが原因だと思います。

後は面白かった漫画がアニメ化したのでみても、やはり漫画の方が面白いと思う事も良くありますね(この感覚は人それぞれだと思いますが)
やっぱり色んなベテランアニメーターの方々がよく言う「アニメの本数が増えすぎてなんちゃって演出や脚本家、監督のレベルがものすごくさがった」という事なのかもしれませんね。
スーパーアニメーターやベテランアニメーターの方達によるとアニメの脚本は大体1ページがアニメで言う3分ぐらい(すみませんこの辺記憶が曖昧なので会社にあるメモったものを見ないと間違ってるかもしれませんが(汗)だそうで
大体平均的には脚本は1話数のアニメで10ページぐらいで完結するそうですが(確か・・)
最近では原作者の移行や昔に比べて複雑な話が多いので13ページになる事も多いそうでその3ページを本来のアニメの尺に
無理やり詰め込もうとすると必ずどこかのシーンを切っていくか、カットごとの尺を短くしたりしないといけなかったりと色々問題が起きるそうで、これをちゃんと勉強してきた上手い演出家や監督が処理すれば上手くやればちゃんと魅せれるし
逆になんちゃって演出や勉強不足の監督が13ページの脚本を無理やり収めようとして失敗なんてのもよくある話で
逆を言えば13ページかかったけど面白い話をかけた脚本家か13ページ使ったのに魅力的な話にできない脚本家など色々あると思います。

ちなみに脚本のページ数がオーバーしたなと分かりやすい例はアニメでEDが流れず本編の話が続きながらスタッフのクレジットが出てくる回ってありますよね?ああいったのがシナリオオーバーしたと分かりやすい良い例だったりします(*'▽')
あれはあれで演出が決まれば結構かっこよいスタッフロールではあると個人的には思うのですが、仕事で考えれば脚本家が無能だったのか演出&監督ががんばったのかのどちらかなのかなと(笑

作画の話でいえば
例えばアクションの作画も昔と今では凄い変わっていて
最近のアクションシーンとかは視聴者視点でいうと「なんかすごい事をやったり凄いエフェクトはガンガンでてるけど実際二人がどう戦っているのかは全然良く分からん、でもなんかすごそうに見えるから作画すごい!良作画!」

これも作画好みがあるので一概には言えないんですが僕は昔のアクションシーンの方が好きだったりして
その理由が「何をしているのかが分かりやすいアクションシーン」というのがあって
例えば二人の剣士が決闘しているシーンがあるとしても「どんな風に攻撃してどんな風に躱して、そこからこんな風な軌道で攻撃に繋げてー(ry」というのが視聴者がみてもアニメーターから見ても分かりやすく見せたいという思いがあります(表現は方法は別として)
せっかく頑張って描いたものは視聴者にも理解できるように描かないともったいないという理念がありまして
繰り返しになりますが、最近の流行りのアクションシーンは「すごいのは分かるけど早すぎてなにしてるか分からないとか、二人の剣士が刀をぶつけ合ったんだろうけどエフェクトが凄すぎたり撮影処理がたくさん掛かっていて画面がごちゃごちゃして結局何をしてるのかはよく見えない、でも動きが速いしエフェクトは派手に見えるから作画すげー!」←こういう描き方もあるにはあって全否定をするつもりはないんですし、逆に何をやっているのかは良く分からんがとにかくすごい!って印象を与えたいシーンにはすごく良いと思います。
ただ、僕はできたら凄い作画でも必ず分かりやすくする&しっかり共感できる&理解してもらえるような動かし方や見せ方を考えて仕事するようには心掛けてます(流行りのアクションシーンの中にこういった分かりやすい作画もあればそれはそれで目立つかもしれませんし(笑

で、まあちょっと仕事の愚痴っぽくなるかもしれないんですが(笑
コンテを見た段階で「ああー、これはどんなに頑張っても面白くないだろうし劇場版とTVシリーズのスケジュールをごちゃまぜにしていてちゃんと作画のカロリーやスケジュール等計算されてないコンテ&演出だなあ」一目で分かるのが結構つらいです(泣

後前にもブログにも描いたかもしれないんですが
スーパーアニメーターの方に「昔のアニメは作画監督ごとにキャラの顔なんて変わってましたし今みたいに視聴者もアニメーターも全然気になりませんでしたが何故なんでしょうか?」
と聞いたところ
スーパーアニメーターの方が「やっぱりまず第一に話が面白いからだよ、話が面白いと絵なんてそんなに気にならないからね。
実際昔のアニメは300カット中半分は止め絵でだったけど気にならなかったでしょ?」

僕「え?!そんなに止め絵って入ってましたっけ?」

スーパーアニメーター「そうだよ、でも全然止め絵がそんなに多いとか気にならずにみれたでしょ?あれは演出がみんな一流の人だったから止める所と動かすところのメリハリがしっかりしているからなんだ。逆に最近のアニメはそういうメリハリが全然できてないから作画の負担が増えるばっかりでしかも全然面白さには繋がっていないよね、上手い演出さんは本当にその辺のメリハリが上手かったんだ。ちなみに天地無用でも毎話数半分くらいは止め絵だったよ」

僕「え!天地無用とかキャラも多くてドタバタで良く動いていたような印象ですが」

スーパーアニメーター「そう見えたでしょ?でも事実はこうなんだ(笑 実際僕は毎回半パート一人でやったりとかしてたしね」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんだか随分話がずれてしまってすみません(;´Д`)



自分がやった関わった仕事の中で面白かったなと思うのは「イナズマイレブン」と「妖怪ウォッチの劇場版」でしたね
描いてて心の底から楽しかったのは本当のこの二つですね。
スポンサーサイト



 
 

comment form

管理者にだけ表示を許可する

comment

 
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR